最大・最適
お疲れ様です、hidamariです。
最近よく言われている「生産性」について。
おおよそ仕事で使われる言葉ですが、
1の労働力・資本に対して産まれる結果の割合ですね。
少ない労働力・資本でどれだけ大きな価値を生み出せるか。
リーマンショックの下落から、諸外国はGDPが大幅に上がっているのに対し、
日本だけがほぼ横ばいになっているのは有名な話。
もちろんその間に日本は東日本大震災があったのですが、
それにしても日本だけが上がっていないのは、
結果を出すために、
1の労働で1しか結果を生み出せないならば、
2の労働をして2の結果を生み出そうとして、
実質生産性の向上にはならなかったということで。
1の労働でいかに2を生み出せるかを考えるのが
本当の意味での仕事のはずなんだけど、
「仕事」はせずに「労働」だけをしてしまったという。
トヨタ社は自動車販売台数世界2位の企業ですが、
例えばフェラーリ社は販売台数を意図的に抑えているそうです。
理由は、あまり市場に出回りすぎると価値が低くなるから。
フェラーリは持っていること自体にステータスがある、
だから高くても売れる。
トヨタが100万円の車を1万台売っても、
フェラーリは200万円の車を5000台売れば
同じ売り上げにできるわけです(車の値段は分かりやすくしてるだけです)。
「じゃあフェラーリが1万台売れば、売り上げ倍になるじゃん!」
って「売り上げ最大主義」の人が考えだすと、おかしくなる。
この考え方がなんか昭和の日本の考え方だなぁと思います。
最近思うのですが、
「最大」より「最適」を目指した方が
長期的に勝てると思うんですよね。
この話は次回。