hidamarisaruのブログ

日々の徒然

今時の

お疲れ様です、hidamariです。

 

人間は変わってないけどテクノロジーで行動様式が変わることの典型例で

 

転職があります。

 

「今時の若い奴は忍耐力がなく、すぐ辞める」

 

こういった内容は、結構どの企業にいても

 

上司や古くから会社にいる人が言っているのを

 

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

古代エジプトの石板にさえ書かれていたようです。

 

つまり年寄りが若い人を批判することは

 

古の時代から何も変わっていないということです。

 

OWNDAYSの田中修治さんが自著で書かれていましたが、

 

一度12年前の若年層の離職率と今の若年層の離職率

 

調査した結果、言われるとおり

 

今の若年層の離職率は上がっていたそうです。

 

「今時の若い奴は」「辞める」

 

この部分は合っているようです。

 

では12年前と今では人間が急に変わったのでしょうか、

 

古から何も変わっていなかったのに。

 

それは違うと著書で仰っています。

 

それはこの12年で「スマホ」が登場したせいと分析しています。

 

スマホが登場したことで「情報量」「行動までのスピード」が

 

圧倒的に12年前と変わっています。

 

12年前の転職活動は、

 

まずタウンワークなどの求人広告紙がメインでした。

 

そこに載っているTwitter最大140字以下しかない情報から

 

企業を見つけ出して、電話やメールをする。

 

まぁ仕事帰りにコンビニ寄って求人誌を手に取り、

 

家で調べて企業が閉まっていない時間帯に連絡を取る。

 

昼に思いついたら少なくとも夜まではかかりますよね。

 

また、人間は時間と共に考えが移ろいやすいので、

 

次の日になったら「まぁいいか」と思ってしまう可能性もある。

 

今はどうか。

 

昼休みに転職を思い立って、まずはアプリで転職サイトを

 

ダウンロード。自分の希望条件を入力し、

 

出てきた企業の中から複数選び、

 

応募ボタンをクリック。

 

30分で完了できてしまいます。

 

LINEで友達に相談も気軽にできてしまうので、

 

他業種に勤めている友人からより良い情報を得られやすくもなっている。

 

圧倒的に「情報量」「行動までのスピード」が変わっています。

 

「今時の若い奴は忍耐力がなく、すぐ辞める」

 

ではなく、

 

「過去の若い奴だった層が情報が少なく、行動できずに辞めれなかった」

 

が一番しっくりくる答えではないか、と思います。

 

過去の若年層が当時スマホがあれば、

 

今の若い奴と同じように転職していたでしょうね。

 

あくまで人間は変わらず、システムやテックが変化している。

 

そのように考えていきたいですね。